私がレストラン・デザインの仕事に就いて
早、四半世紀になろうとしています。
いわゆるバブル経済期にさしかかる以前から
レストランとその周辺を見続けてきたことになります。

その時々で、時代が求めるレストランが生まれては
短期間で消えて行くものや、
思うように経営が行かない店が少なからずある、
というのが飲食店の現状ではないでしょうか。
そこには、レストランを作るための並々ならぬ努力と
相当の資金が投じられているにもかかわらず、です。

日本の伝統的な和食店や
レストラン先進国であるヨーロッパの主要都市、
あるいは、アメリカなどを旅行した折りに立ち寄った
賑わいのある店は、 レストラン業が流行や
ビジネス以前に「家業」であることに気づかされます。

いつでもそこに在り、客に愛されている店では、
「何」が欠くことのできない要素で、
「何」が不要なものなのか、
レストラン・デザインをする上でも、
改めて学ぶべきものがあると思います。

アルテマは、
このように長い間、客を引きつける魅力のある
レストラン作りを目標とし、
設計面からサポートしていきたいと考えています。